私がずっとそばにいるよ
僕がずっとそばにいるよ
寂しい時 涙をこらえている時 冬の風がとても冷たいと感じる時
僕たちはそう言ってお互いの手を握った
ずっとそばにいる 離れない どちらも先に逝かない
それは願いであり祈りであり神話だった
叶うことのない夢だった
明け方の目覚めとともに
消えてしまう儚い夢
いつかは離れてしまう 手のとどかない遠くへいく 握った手の暖かささえ消えてしまう
わかり過ぎるほどわかっていた
だからこそ
僕たちは肩を寄せあい
この一瞬を永遠に変えよう
息をとめ鼓動をとめふたりで
冬空の片隅の青い星のように此処でずっと
ずっと
そばにいる
離れない
ふたり
叶うことのない
永遠を誓う