今日は君の誕生日だった
ベッドに入る前 僕はいつもより長くお祈りをする
その夜は神様に聞いてみたいことがあった
夏の朝に僕が生まれ雪の降る夜に君が生まれた
別れがあって僕たちの出会いがあった
大好きな人と離れて君に会って
とても大切な人になった
亡くしたと思っていた愛がまた僕の元へ戻ってきた
ならばまた
もしかしたら再び
失うことがあるんだろうか
もう一度無くしてまたもう一度
手にすることがあるのだろうか
屋根裏の小さな窓に向かって手を組み
僕は問いかける
神様
失うことも再び出会うことも
あなたの望みなのでしょうか
もしそうならただひとつだけ
お願いです
あの人を幸福にしてください
いつも微笑んでいられるようにしてください
愛する人に最大の祝福を
僕はただそれだけを祈ります
どうかあなたに願いが届きますように